2016年1月25日 15時00分(最終更新 1月25日 15時59分)
医師にしか認められていない医療行為を無資格で行ったとして、警視庁生活環境課は25日、東京都江東区有明3の診療所「東京有明メディカルクリニック」(既に廃院)院長で歯科医の玉置秀司容疑者(58)=東京都府中市宮町=ら3人を医師法違反(無資格医業)容疑で逮捕した。クリニックは事実上、歯科医師しかいないのに、「遺伝子治療」などとし、内臓にがんを抱える患者らを診察するなどの医療行為をしていた疑いがあるとして、警視庁が捜査していた。
捜査関係者によると、玉置容疑者らは内臓にがんを抱える患者らに対し、通常では医師にしか認められていない点滴注射などの医療行為をした疑いがあるという。玉置容疑者は昨年11月の毎日新聞の取材に対し、「(歯科医に認められている)口腔(こうくう)がんの予防などを行っていただけ」などと話していた。
クリニックでは、玉置容疑者が経営するようになった2011年当初は実際に医師を雇って診療を行っていた。
しかし、14年初めまでに医師が相次いで辞め、その頃から、実質的に歯科医の玉置容疑者だけが診療を行っていたとみられる。「医師じゃない人が治療している」などの情報が江東保健所などに寄せられ、生活環境課が14年秋にクリニックを捜索していた。
医師が名義貸し、一度も出勤せず
14年初め以降は30代の男性医師が書類上、管理者となっていたが、この医師は名義貸しだけでクリニックに出勤したことは一度もなかったという。医療法は病院や診療所が常勤医師を管理者として置くことを義務づけており、生活環境課は同法違反容疑でも調べている。
玉置容疑者が理事長を務める医療法人「秀真会」は都内で複数の歯科医院を展開している。秀真会を巡っては、脱税の疑いがあるとして東京地検特捜部が法人税法違反容疑で捜査し、昨年11月末に玉置容疑者を在宅起訴した。
引用元:http://mainichi.jp/articles/20160125/k00/00e/040/206000c
あたかも医師のようなふりをする。
最近は薬剤師や柔整も。
超音波(エコー)を使って医師法違反の診断行為をする理学療法士もTVに出まくる。
彼は微妙に「診断」を避けて黒に近いグレーを綱渡してるが近いうちに逮捕されるだろう。
ぱっと見、がん研有明と関係あると思ってしまうな
■事件概要まとめ
2013年9月~2014年3月まで、東京都江東区の「東京有明メディカルクリニック」で、東京都や宮城県などの
末期のがん(乳がんや大腸がんなど)患者30代~60代男女6人に、
医師免許がないのに、計37回にわたって、通常医師にしか認められていない注射や点滴などの医療行為をした疑い。
内臓にがんを抱える末期のがん患者をネット広告で集め、
「最先端がん遺伝子治療」と称して、未承認の自作薬物「AJS2010」を点滴・注射し、2500万円以上を売り上げていた。
国内では治験(臨床試験)も行われていない薬で、効果や副作用が不明だという。
治療を受けた患者の一部には、悪寒や蕁麻疹、湿疹、めまい、脱力感などの健康被害が出ている。
玉置秀司容疑者は、歯科医師の免許しか持っていなく、医師の資格はなかった。
「がんの遺伝子治療は、口腔(こうくう)がんの治療と予防で、歯科医師法の免許の範囲内だと認識している」などと、容疑を否認。
暴力団幹部の玉置公人容疑者は、「わたしが医療行為を行ったことはありません」と、容疑を否認。2人に血縁関係はない。
玉置代表の弁護士は「代表は10年以上、暴力団に所属してない。容疑の認否は接見していないので、まだ分からない」と話す。
警視庁は、玉置代表は山口組系の暴力団の構成員として認定しているという。
クリニックの売り上げが、暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみている。
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2014年秋、生活環境課が「東京有明メディカルクリニック」を捜索
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2016年1月25日、警視庁生活環境課などが、医師法違反(無資格医業)の疑いで逮捕
■当初
2011年、当初玉置容疑者が経営するようになった際に40代男性医師(出勤したことは一度もなく名義貸しだけ)を雇って診療を行っていた。
しかし、2014年初めまでに医師が相次いで辞め、その頃から、実質的に歯科医の玉置容疑者だけが診療を行っていた模様。
「医師じゃない人が治療している」などの情報が江東保健所などに寄せられた。
■収益
2014年3月までに患者16人に医療行為を行い、患者1人につき平均157万円、計2500万円以上の収益があった。
■脱税
2011年6月~2014年12月、歯科医院とは別に「東京有明メディカルクリニック」を経営。
医療法人「秀真会」は東京都内で8カ所の歯科医院を展開。
秀真会を巡っては、脱税の疑いがあるとして東京地検特捜部が法人税法違反容疑で捜査、
2015年11月末に玉置容疑者を在宅起訴した。
ガン治療を自分とこで(外来で)やる勇気ないわ。
薬の管理とか、副作用対策とか、終末期が大変なの身に染みてるから。
なーんで敢えてその道に踏み込んだのかしら。
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