名医は患者の状況を理解し想像できている
歯科相談サイトなどでもよく見かける「直接診てみなければわかりません」というセリフ。
親身に相談にのるためのセリフにも見えますが、本音は同業者を庇うための逃げ口上であることも少なくありません。
歯科医師同士の繋がりというのは非常に結束が強く、あからさまな批判や、間違いの指摘などはあまり行いません。同じ大学の同窓生などは特にその傾向が強いです。
他にも「その時はそうだったのかも」「その先生はそう判断されたのかも」という言い回しを耳にしますが、多くの場合が同業の歯科医師(あるいは歯科医師そのもの)を庇うための言葉であるか、想像する努力を怠っていると言えます。
相談者にとってみればプロの立場から客観的な意見を聞きたいだけなので、歯科医師を擁護するだけの意見や、質問内容の揚げ足取り的な回答は無用なわけです。
歯科医師の中には”難しい診断が必要なとき、患者を自分の家族のつもりで診療にあたる”と考える歯科医師もいます。
実際に診てみなければ診断を下せないのは当然ですが、患者の立場をよく理解してくれて、親身になって相談を受けてくれる歯科医師を探しましょう。
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